これは何を意味するかというと、システムが突然機能しなくなることは、為替相場投資が内包する本質的なリスクとは無縁なことで、システムという外的リスク要因があるから投資を規制してきたと言い換えることができるのではないかと思います。
昔のアダム・スミスが言ったように「見えざる手」という市場に参加する者たちが相場を形成しているわけで、システムトラブルによってロスカットが作動しないことは、そのように形成された相場では人為的なミスでしかないので、それはFX会社と市場を運営する側のミスであるはずなのです。
にもかかわらず、国内FX会社は自分たちの非を認めず、堂々とトレーダーたちに追証を要求したこと自体、私は信じられないことであり、暴挙だと思います。
ロスカットはFX会社とトレーダー間でロスカットレベルを両者合意の上で設定しています。つまり、損失拡大を防ぐために逆指値の形で設定を行っているわけですが、この場合、FX会社はロスカットレベルに達したら作動させて損失を防ぐ義務を負っているはずです、自らの義務を履行せず、追証だけを求める姿勢は、詐欺罪に値することだと思います。
この記事へのコメント